納豆を用いた色素増感太陽電池の作製

茨城県は、納豆の購入額ランキングの上位にランクインされている。しかし、実際には廃棄される量も少なくない。本研究では、納豆の食用以外での利用価値を見出すために、納豆の色素を用いた色素増感太陽電池を作製し、その性能を評価した。 実験の結果から、色素に大豆イソフラボン配糖体から発酵して得られるイソフラボンアグリコンが発電に寄与していることが示唆され、茨城県の名産品である納豆の色素を用いて色素増感太陽電池を作製することができた。また、廃棄される納豆についても発電が確認でき、再利用の可能性も示唆することができた。

石塚 萬葉、齋藤 風花、藤ケ崎 真生、山家 楓華、渡部 公仁† *
茨城県立竜ヶ崎第一高等学校 〒301-0844 茨城県龍ケ崎市平畑248
(2024年7月10日 受付;2024年10月2日 受理)